モテない限り、馬鹿はバレない

そう!モテるとはバカにバレることなのです!先に、謝っておきます。異論は認めるが聞く耳を持たない。。

キラーボールがありあまる

そういえば、6月21日に、ゲスの極み乙女。のライブ「ゲス乙女集会vol.4〜幕張編〜」@幕張メッセイベントホールを見てきた。

 

7千人のキャパで客層のほとんどが、アリーナ席が10〜20代の女性やカップル。スタンド席では10〜30代までの男女って感じで、意外と幅がせまくないなと感じた。なにしろ、ぼくの隣の席の人は、元ラガーマンみたいな壮年男性だったし。

 

ゲスの極み乙女。(以下、ゲス乙女)は、ここ最近、コカコーラのタイアップや映画「ストレイヤーズクロニクル」の主題歌に起用されるなど、目立った活躍が増えてきているバンド。けど、まだ結成3年らしい。けっこうすごい。ぼくも、ほんとうに最近聴き始めたクチだけど(今年の4月くらいからだよ)、(音楽通ではないけど)音楽好きとしては、ライブでみた彼らはとても素晴らしかった。

 

このバンドのライブのいいところはたくさんあるのだけど、特に緩急のつけ方がうまいところだと思う。まず、ライブ開始のVTRでお客さんを笑って和ませ、1曲目からキラーチューンである「キラーボール」で一気に沸かせる。こんな感じでふにゃっとさせたりビシっとキメたりするのがとてもうまい。(MCは無駄に長かったけど笑)

 


ゲスの極み乙女。"キラーボール" (Official Music Video) - YouTube

 

ゲス乙女自身、「プログレッシブヒップホップバンド」と称しているだけあって、(プログレって言ったら、洋楽でいうキングクリムゾンとかイエスが代表的で一曲10分くらいあるような前衛的ジャンルのことだよ。それまでエグザイルとかK-POPとか聴いてたのに彼氏の影響で洋楽聴き始めた女子が行き着く場所だよ。ぼくも大好き。)代わる代わるのメロディーの七変化とメンヘラチックな歌詞が相まって、ゲス乙女にしかつくれない世界観が出来上がっていた。

 

とくにVo.川谷絵音が紡ぐ歌詞がぼくは大好きで、「キラーボール」だとか、新曲「ロマンスがありあまる」がそう。「恋愛関係のもつれのみっともなさ」の感度と表現がとてつもなくうまい。ぼく自身、良い恋愛、心に残る恋愛って「どれだけみっともなくなれるか」だと思っている。元祖メンヘラ歌手・中島みゆきのデビュー曲「わかれうた」の一節"道に倒れて誰かの名を呼び続けたことがありますか"なんてまさに「ザ・みっともない」です。そんなやるせないみっともなさをメロディー(=感情)に乗せるわけだから、心に残る名曲になるんですよ。

 


わかれうた / 中島みゆき - YouTube

 

川谷絵音はもうひとつindigo la endというバンドを組んでいて(しかもこちらのが先)、それはもうなかなかの「みっともなさ」でこっちのバンドも大好き。

メジャー1stシングル「瞳に映らない」では、PVに女優の波留を起用(かわいい!)していて、これまた感情移入して苦しくなってしまうよう。

 

あなた あなた あなただけ

私の声が聴こえたら

どうかどうか忘れてないと

答えて安心させてよ

あなた あなた あなたまで

届くと願ってぼんやり

あなた あなた あなたのことばっか

明日も考えてるわ

 〜中略〜

そうやって

あなた あなた あなたはさ

聞こえたふりでぼんやりと

どうかどうか忘れてないと

答えて安心させてよ

あなた あなた あなただけ

私の瞳に映るから

あなた あなた あなたのことばっか

空から想うよ

 


indigo la End - 瞳に映らない - YouTube

 

ぼくはこの歌詞で「そうやって」の部分がとてつもなく効いてるなと思うんです。だってすごくみっともないです。思い通りにいかないから人のせいにするなんて。でもそんなところにグッとくるわけ。ゲス乙女の「ロマンスがありあまる」と同時発売の「悲しくなる前に」も切なさフルスロットルなのでぜひ聴いてほしい。

 

話をライブにもどします。ぼくが思ういいライブって「アレンジ」が効いてるかどうか。 最近、聴き始めただけにまだほとんどの曲を予習できていない状態でライブをみたので、どんな「アレンジ」が効いてたのかはわからないけど、2時間半の間、ぼくはずっと踊り続けていた。

 

ここまで書いたけど、ライブレポって何書いていいかわかんないね。しかも時間経ってるからだんだんだんだん忘れてってる。あと久しぶりの更新だとひどいくらいに文章力と構成力が落ちることがわりました。ここまで読んでくれてありがとうございました。

 

ってことで聴いてください。

ゲスの極み乙女。で、ロマンスがありあまる。


ゲスの極み乙女。 - ロマンスがありあまる - YouTube