モテない限り、馬鹿はバレない

そう!モテるとはバカにバレることなのです!先に、謝っておきます。異論は認めるが聞く耳を持たない。。

ビタースウィート・サンバ

ナインティナインのオールナイトニッポンが2014年9月末で終了する。

 

ぼくはこの番組を中学2年の時から聴いている。

高校生から専門学生の4年くらいは離れてしまったんだけど、

16年聴いている、いわゆるヘビーリスナー。

人生の半分以上ずっと付き合って来た

とても大事だけど空気のような当たり前の存在である。

食事としたり、トイレに行ったり、といった生活の一部である。

先週の放送、ぼくは寝落ちしてしまったんだけど、

朝、目が覚めると前職場のリスナー仲間からメール。

その時、はじめて番組の終了を知った。

そして世間がとんでもない騒ぎになっていた。

 

番組が終わる。

もちろんぼくもショックだった。

たとえるならずっと付き合って来た

当たり前の存在だと思っていた彼女と別れる。

けっこうなショックですよ。

おおげさかもしれないけどそれくらいの存在。

 

この番組のリスナーは、ほぼ男性でしかもけっこうな大人ばかり。

昨年行われた番組本先行即売会のイベントに参加したんだけど、

そこでもほぼ男性でほぼチェック柄のネルシャツで

ほぼモテないオーラ全開の集団だった。

中には禿げ散らかしてる人もいる。

この番組が終わってしまったら、

ぼくら非モテ童貞はどこに行けばいいの?

岡村おじいちゃんの非モテ失敗トークや異常なまでの処女厨トーク、

番組キャラクター「ジャネット」のここでは書けないほどの下ネタを

聴いて「勉強になるな」とひとつずつ大人になって来たのに。

※「ジャネット」とはジャネット・ジャクソンのことであり、

「24時間SEXのことを考えている」というジャネットの発言を受けて

うまれた超人気キャラクター。基本、関西弁。

 

ナイナイのおふたりもスタッフもリスナーも、

この番組はナイナイのどちらかが死ぬまでずっと続くと思っていた。

3ヶ月に1度、読まれたハガキの数を競うハガキ職人大賞の発表が

7月頭にあり、そこでも次回は10月頭に発表しますと言っていた。

だから番組が終わるなんて到底考えられないことだった。

 

その日から1週間、ぼくは気持ちがふわふわしたり、

心がぽっかり空いた感覚になったり、複雑だった。

 

この耳で聴くまで信じたくないと思い

YouTubeでその放送分を聴き直した。

番組の終了間際、

いつもならEDの曲紹介してトークがはじまるんだけど、

オールナイトニッポンのテーマ曲「ビタースウィートサンバ」が流れ、

やべっちが神妙な口調で番組終了を告げる。

ぜんぜんふざけてないし、ネタでもジョークでもない。

真相は来週お話ししますと言い、放送が終わった。

ビタースウィートサンバが鳴り終わる最後の一音が

なんとも言い難いくらい悲しく聴こえてしまった。

まるで映画「ジョゼと虎と魚たち」の恒夫のように、

ぼくは街中にいたにも関わらず、

泣き崩れそうになった。

 

 

そして昨日8月26日、全ての真相が明かされる放送がはじまる。

ぼくは、緊張とも言えない不思議な気持ちになっていた。

 

 

つづく。(え?これつづくの?)

 

ってことで、お聴きください。

ビタースウィート・サンバ


『オールナイトニッポン』テーマ曲 「ビタースウィート・サンバ」 - YouTube